庄内三大祭りの大山犬祭り
 くねり(行列)には三人の頭主の他、大名行列、ムジナにささげた仮女房()の行列、稚児行列やカラグリ山車(だし)など、総勢800人が町内を練り歩きます。
 椙尾(すぎお)神社の例大祭として行われるこの大山犬祭りは、田畑を荒らし、人を食らう2匹の化け物(大ムジナ)を退治し、命を落としたメッケ犬を祭ったのが由来で、300年以上の歴史を誇るお祭りです。

6月6日の早朝3時30分頃に提灯をさげた神官が、次期頭主の家の門をドンドンとたたき、頭主に当たったことを告げます。

頭主になれることは名誉なこと、戸を開けて神官に有難く受諾を申し述べる。


神社の氏子は地域ごとに上頭(かみどう)、大山頭(おおやまどう)、下頭(しもどう)の三頭に分けられ、それぞれの地域の頭家(とうや)と呼ばれる氏子の家に、神宿(かみやどと呼ばれる二坪ほどのほこらを据え付け、頭家は一年間、神に仕えることとなり毎朝ごはんをあげ続けます。

来年の6月5日にむけ、新しい三頭の頭主様が決まりました。

                        御借りや